ゆきえの部屋
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懸賞


前号で宝くじがハズれた話を書いたが、実は私は懸賞にも当たった事がない。

あれは確か昭和46年のこと。
フジテレビ系で「赤銅鈴之助」というアニメが放送されていた頃、ニッスイから「赤銅鈴之助ソーセージ」という魚肉ソーセージが売られていた。
そして袋に付いている応募マークを集めて送ると「赤銅鈴之助バッグ」が当たる懸賞に、私も魚肉ソーセージをせっせと食べて応募したのだが、それが全く当たらなかった。
ところが親戚の中村家では、なんと3個も当たったそうで、1個分けてもらった思い出がある。
私は幼くして、「人生とは、やっぱり運だ!」と悟った。

懸賞といえばこんな事もあった。
4年ほど前、イナバの「ライトツナ」というノンオイルのツナ缶の「現金三千円プレゼント・キャンペーン」に応募し続け、やはりハズレまくったのだが、その際そのツナ缶を食べ続けたせいで、今では飽きて見るのもつらい。
(5缶一口の応募を20通出したので、5×20=100缶食べた)

さて、私は当たる為のコツとして
1.丁寧に読み易く書く
2.その商品や広告等へのコメントを添える
3.マーカー等で目立たせる
等の工夫はしている。
「なのにどうして当たらないのだろう…?」
と、そんな人生の壁(?)につまづいた二年前、ロッテ「ブーさんのいちご畑」という菓子でもらえる「ブーさんのトンでもない物プレゼント」という懸賞に応募しようとして、ふと気がついた。

もしかして「柳沼由紀枝」では字数が多いから当たらないのかも?!
よし、「八木沼」にして、ついでに名前もひらがなにしちゃおう!
それにこの商品のターゲットは若い女の子だもの、32歳(当時)だなんて書いちゃダメッ!ダメッ!
「八木沼ゆきえ 17歳 高校生」
これでいこう!!
ふっ…17歳 高校生か…。いい感じだ…。
我ながら「さすがだっ!」と感心したものだった。

ところが、そこまでやっても当たらない私っ!
考えてみれば商店街の抽選でも、末等のポケットティッシュ以外もらった事がないではないかっっっ?!

それに気付いた時、私はやっと大人になった。

今では「もれなくプレゼント」にしか応募しないシッカリ者になったという評判だ。


(1998年3月25日 発行 新クレヨン社通信 第二号より )

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