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禁煙1ヶ月以降の日記です。更新日を中心に随時書き込む予定です。
禁煙日記其の一はこちらから。

2006年4月18日(火)
禁煙1ヶ月と3日   禁煙うつ?

次に日記つけるのは今週の金曜(更新日)にするつもりだったんだけど、ここ数日この禁煙生活に大きな変化があったので記録しておくことにする。
4月15日(土)
前回の日記は1ヶ月達成の4月14日である。それまではすごく順調だった。絶対禁煙できる自信もあった。しかし3日前の土曜日の夜、突然変化が起きた。
そのとき僕は月曜の朝に締め切りに向けての音源制作に追われていた。
いきなりテンションが落ち始め、胸騒ぎのようなものが起きはじめた。仕事に集中してるときはそんなことはなかったので禁煙の離脱症状かと思い、ニコレットを多く噛んで仕事を続けたが、いっこうに集中できないし、テンションも上がらない。でもなんとかがんばって朝方までダラダラと打ち込み作業を続けて寝た。
4月16日(日)
翌日の日曜も目覚めから気分が沈んでいた。仕事を続けなければならないんで、無理にテンションを上げようとするが、よけいに虚しくなってまた胸騒ぎが起きる。この胸騒ぎはタバコを吸いたいときのムズムズ感にも似てるので、きのうと同じようにニコレットをいつもより余計に噛んでみるが収まらない。なんとも言えない不安感と脱力感が続く。でもなんとか打ち込みを続けて夜までに仕上げのメドを立てる。その夜は食事の約束があった。あまり飲む気もなかったが、少しは気が晴れると思って飲んでみたら気分が良くなった。帰宅して仕事の仕上げは明日の朝にしようとその日は早めに寝た。
4月17日(月)
その翌日の月曜、かなり早く目が覚めたが起き抜けから気分が沈んでいた。けど、そうも言ってられないので無理やりテンションを上げて作品の仕上げにかかり、なんとかがんばって午前中に無事発送に間に合わせることができた。一応仕事も終えたので少しは気分も晴れるかと思ったけど変わらない。ふつうならここですぐに気持ちを切り替えてクレヨン社の作品にとりかかるべきところなんだけど、ちっとも気力が沸かず、結局夕方までゴロゴロと過ごしてしまった。その夜は友人たち3人での食事会だったので、気乗りしないまま出かけた。でも、きのう飲んで気分が良くなったので酎ハイを1杯だけ飲んでみた。すると元気が出てきたので2杯3杯と飲み進めたら陽気になってるはずなのに何となく胸騒ぎっぽい不安な気持ちになってきてしまった。ニコレットを噛んではみたものの、酔ってるのに正気な気分になってしまって、早々に帰宅して早いうちからふて寝をしてしまった。
本日
そして、今朝6時ごろ目が覚めた。相変わらず起きぬけから気分が沈んでる。これは禁煙の離脱症状ではなくて、「ほんもののうつかも知れない・・・」などと考え始め、ますます憂鬱な気分になる。沈んだ気分のままうだうだと過ごしていたが、本日2個目のニコレットを噛んでみたら、ちょっと調子が良くなり、パソコンに向かう元気が出てきた。「やっぱりニコチンが切れた症状なのかなあ・・・」などとうだうだ考えながら、「よし!この気分をちゃんと記録しておこう!」とこの日記を書き始めたわけである。・・・とここまで書いたらまたニコチンが切れたせいだろうかか、不安感がよぎり、眠気が襲ってきた・・・確かに眠気も不安感もタバコの離脱症状のひとつではあるのだが・・・

いま1時間ほど横になってうとうとして、またパソコンに向かった。またうつな気分である。今3個目のニコレットを噛んでみた。
なぜこんなに不安感がつのり、気分が沈んでるのか?急に禁煙の離脱症状が1ヶ月目にして、このようなかたちで襲ってきたのか?それともいきなり「うつ」を発症してしまったのか?そう考えることもまた不安感がつのりつらくなってしまう。今は禁煙したてのころに襲ってきた「1本だけ、1服だけ」という気持ちはないんだけど、「タバコ吸えばこの気分は治るのかなあ」と思ったりもしてしまう。だから、「1本吸っちゃえ!」というより、「喫煙を再開しようか・・・」といつの間にか本気で考えたりしてる。
やっぱり禁煙はやめてしまおうか?それとも心療内科で診てもらおうか?そんなことを考えるとますます気が滅入ってしまう。
せっかく1ヶ月も禁煙して、禁煙日記をつけて、もう大丈夫だろうと公開したら、予想もしてなかったこんなものが襲ってきて、こんな状態の僕を書かなきゃいけないのは、すごく申し訳ないというか、情けないんだけど、これを読んでくれてるクレヨン社ファンの皆さんありがとう!なんかひとりで悩んでるわけじゃないって気がして心強いです。
さっき噛み始めたニコレットの効果はまだないようだ。

禁煙開始からの体重の増減 -1.6kg
     ”   体脂肪の増減 -1.5%

禁煙時間 0年 1月 3日13時間13分
吸わなかった煙草 1036本
浮いたタバコ代 14504円
延びた寿命  3日22時間58分


2006年4月19日(水)
禁煙1ヶ月4日   禁煙うつ・その2  

今朝、目が覚めた直後はなんの不安感もなかったのだが、大丈夫かな?とちょっと不安材料を思い出したりしたのがきっかけで、不安感というか倦怠感みたいなものが体に広がり、またダウンっぽくなってしまった。今朝は大丈夫と思った矢先なので、ショックがでかいし、ますます落ち込んでしまう。
きのうの夜は調子が良かったので鬱について調べてみたのだが、このように朝調子が悪く、夜には調子が上がるというのも鬱の特徴のひとつらしい。それと禁煙と鬱は関係が深いようである。禁煙欝という言葉もあり、禁煙がうつの引き金となったり、うつ傾向の人はうつを悪化させたりすることもあるという。僕は今のこの症状が禁煙の最後の悪あがきにも思えてくる。タバコを吸えばこの症状は治るんだろうか、と考えさせてしまう。
きのうは柳沼にこの症状について電話で相談してみた。やはり親身になって聞いてくれる仲間がいると心強い。でも彼女の経験した術前術後の鬱な状態や、父親を亡くしたあとの心境を、今改めて聞くと、とても今の僕には耐えられそうもない。よくあの状況で曲を書き、歌を歌えたものだと今さらながら感心させられる。僕は柳沼に比べてずっとへこたれやすい性格のようだ。今現在、次の仕事の締め切りが迫る前にクレヨン社を少しでも進めておこうという気力が沸かない自分が情けないし申し訳ない。クレヨン社は、タバコ以上に、「我が青春のクレヨン社」であることはずっと変わってないんだけど・・・。
うつは2週間という、もう少し様子を見ようか?早めに診てもらおうか?それともタバコを吸っちまおうか?タバコ吸えば楽になると思うけど、きっと後悔すると思う。はあ、

禁煙開始からの体重の増減 -1.9kg
     ”   体脂肪の増減 -2.1%

禁煙時間 0年 1月 4日12時間34分
吸わなかった煙草 1065本
浮いたタバコ代 14910円
延びた寿命  4日 1時間37分

2006年4月20日(木)
禁煙1ヶ月5日   禁煙うつ・その3 

前にも書いたけど、禁煙1ヶ月で毎日更新から週1日の随時更新にする予定だったのだが、ここに来て予想だにしなかった禁煙うつなる大問題が発生したので、貴重な資料を残す意味でも、書きたくないところを(というか意欲が・・・)がんばって書いてるわけだが・・・

実はきのう「明日もこんな感じだったら安定剤とかのクスリをもらってこよう」と近所にある心療内科を探してクリニックを決めていたのだが、幸い朝から気分がダウンすることはなかった。
ここ数日は、あるキッカケから胸騒ぎが起こり、モヤモヤ感が全身に蔓延すると同時に不安感と倦怠感が体に広がっていったのだが、今朝は多少の不安感は続くもののそれが起きなかった。でもまたダウンしそうな予感もあったし、いつ始まるかもという警戒感から、そのキッカケをつくらないようずっと緊張していた。
そんなわけで今日は一人で悶々としてるうちに気分がダウンしてしまわぬよう、午前中から友人やら仕事先やら特に用もないのに電話をかけまくって、話に付き合ってくれそうな人には今の僕の様子を語ってみた。なかには、「あんた、タバコ吸いたいから、病気のせいにして吸いたいとちゃうのん?」などという心ない意見(自分は気づかないけどほんとはそうかも知れない)もあったけど、おおかたの見方としたは「禁煙とダイエットを一緒にやってるからストレスが溜まりすぎたんだろう・・・」的な意見が多かった。
確かにこの日記のタイトルでもあるように、吸うな!食うな!飲むな!運動しろ!である。せめて、吸うな!だけにしておけば禁煙うつなる症状はやってこなかったのではと思っている。
とは言っても、この日記を読み返すと、吸うな!はかろうじて続けているものの、食うな!飲むな!はたびたびハメをはずし、そのたびに落ち込んでいる。さらに運動しろ!に至っては始めることすらできず、思い出すたびますます落ち込ませる。それがかなりのストレスになっていることも自分ではわかっていた。
せっかくなんで、このまま禁煙は続けるけど、これを機にこれからはあんまり自分を責めないようにしよう。どうせ食うときは食うし、飲むときは飲んじまうんだから。

禁煙開始からの体重の増減 -1.7kg
     ”   体脂肪の増減 -2.1%

禁煙時間 0年 1月 5日14時間27分
吸わなかった煙草 1098本
浮いたタバコ代 15372円
延びた寿命  4日 4時間39分


2006年4月21日(金)
禁煙1ヶ月6日   禁煙うつ・その4

明日22日はラジオ日本のトーク収録日で、僕と柳沼で収録に行く予定だったけど、たぶん当日のテンションがイマイチ上がらないだろうということで、今回の僕の収録は見送らせてもらうことにした。ふつうなら柳沼は、僕が出ないんだったら私も出ないと必ずダダをこねるはずなのだが、私一人で収録に行くと、久しぶりにやる気を見せてくれた。さらに、どうも僕の調子がイマイチなもんだから、僕をフォローする今月のあいさつの原稿まで送ってくれた。やはり柳沼はいざとなると男気を見せてくれる女である。しかし、本人も術後のホルモン療法でかなりしんどいのはわかってるので申し訳ない。

というわけで、ここのところクレヨン社は二人共に体調不良続きでスランプであります!少しでも早くアルバムを完成させたい気持ちはやまやまだけど、今のところなかなか無理の利かない状況なので、今回もいつもどおり長い目で見てやっていただけると助かります。物事を長い目で見るということはクレヨン社にとっても、ファンのみなさんにとっても、精神衛生上大変好ましい限りです。やはり人は健康が第一です。最近しみじみ感じます。

ところで、柳沼も今月のあいさつで代弁してくれてるのだが、そもそもどうしてこんなに落ち込むようになっちゃったかを考えてみた。やっぱり禁煙が原因だと思う。最初のころはいつまでもダラダラと続く吸いたい気持ちにイライラしてたり、怒ってたりしてたのだが、そのうち我慢するのに慣れたものの、相変わらずダラダラと吸いたい気持ちと、いつまでも噛む数が減らないニコレットにだんだんうんざりしてきて、それでもひたすら我慢を続けて、そこにダイエットの我慢や、我慢し切れなかったときの反省や、仕事上のトラブルや人間関係や、仕事の納期に追われて進めたいんだけどなかなか進まないままのクレヨン社のアルバム制作や、自分や柳沼や親しい人たちの健康の心配や・・・そんなたくさんの要素が重なり、ついに1ヶ月過ぎたころに自分の知らない何かが我慢しきれなくなったんじゃないかと思ってる。

で、今日の僕の調子はというと・・・相変わらず朝の気分の落ち込みや不安感は続いてるけど、不安感からくる胸のモヤモヤ感や体のだるさなどの不調はだいぶ改善してるようだ。
せっかくここまで我慢したんだからこんなことで禁煙は断念したくない!ああ、このまま収まってくれると助かるんだけどなあ・・・
いつまでも、こうやって禁煙やうつなどと書いてると、ここから抜け出せない気もするので、次の更新まで日記は書かないようにしよう。でもこうやって客観的に書けたから症状が良くなってきたとも思えたりする。
ところできのうの夜は精神衛生上我慢するのはやめようと、ダイエット始まって以来の暴挙に出た。焼き鳥屋で、けっこう飲んでから、とんかつ定食を食ってみた。
一晩で1キロ太った。
こういうこともまた気を滅入らせる・・・。

禁煙開始からの体重の増減 -0.7kg
     ”   体脂肪の増減 -2.0%


禁煙時間 0年 1月 6日10時間37分
吸わなかった煙草 1123本
浮いたタバコ代 15722円
延びた寿命  4日 6時間56分

2006年4月23日(日)
禁煙断念!

突然ですが、私加藤は2006年4月22日、禁煙を断念いたしました。
恥ずかしいぐらい短い間ではありましたが、今まで禁煙を応援してくださった皆様、心配してくれた皆様、大変申し訳ありません、お騒がせをいたしました。

このたびの禁煙記録は・・・
禁煙時間 0年 1月 7日 0時間55分
吸わなかった煙草 1141本
浮いたタバコ代 15974円
延びた寿命  4日 8時間35分
であっけなく終わりを告げました。

ちなみに使用したニコレット300個・約21000円
(ようやくこれから数を減らす時期だったのに・・・)

4月21日、連日続いてるこの禁煙うつっぽい症状について、学生時代からの友人でもある精神科医に相談してみました。遠方に住んでいる友人なので、直接会うわけにもいかず、メールでの相談ということになったので、推測の域を出ないとしながらも、現状では受診の必要はないけれど、このまま現状を続けると、うつ発症の可能性がある。と言われてしまいました。
禁煙のストレスに加えて、ダイエットや減酒のストレスと身体的な不安、さらには禁煙公言のプレッシャーなど、これらが一時期に重なったことによる拘束反応ではないか?彼の提案は、自己拘束を一時開放したうえで、ダイエットと減酒を試みて、目標が達成された(目標体重、正常血圧、等)時点から禁煙に取りかかるのはどうか?例えばダイエットと減酒中にも一週間で一本づつタバコも減らせれば負担にはならないと思われる。という答えでした。
ふつうの医者の立場なら、禁煙を継続させて投薬を勧めるところだろうけど、彼は昔からの僕の性格を良く知ってるし、実際の診療外の相談ということもあって、ざっくばらんに書いてくれました。まあ、気楽にほどほどに、ということのようです。でも、最後には「推測の域を出ないので、もしうつ症状が悪化するならばためらわずに受診してください」とも書いてありました。
というわけで健康のためにやめたタバコも、健康のためにまた吸い出すということにいたしました。我慢できなくて吸い出すんじゃなくて、今回は健康のために吸うことにしたのです。
「禁煙なんてするもんじゃない、体に悪い!」「人にはあんまり言わない方がいいよ、どうせ続かないから」禁煙初日にH氏に言われた言葉が今頭の中でグルグル回ってます。
オレのこの1ヶ月と6日は何だったんだ!ああ、もったいねえ!

というわけで、タバコ吸ってみたけど、禁煙中に思い描いてたほど、たいしたことないし、至福のひとときはやってこないし、吸ってるというより吸わされてる感じが強いし、空気清浄機うるさいし、何より吸うのがめんどくさいです。吸うことによってまだ元気はとりもどせてはないんだけど、いずれ元気を取り戻したらまた禁煙するつもりです。そしたら、また禁煙日記再開します。そのときは懲りずにまた覗いてやってください。
あっという間に失敗に終わった禁煙日記でしたが、ここまでは禁煙を志す人たちのために離脱症状などをなるべく客観的に書いてきた(つもり)のと、このような無理な禁煙は危険だという失敗例としての参考になるかもしれないので、恥ずかしいけどこのまま日記はさらしておくことにします。
それでは近々この日記で再びお目にかかれますことを・・・



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