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トランペットを洗っちゃった!

突然だが、思うところあって(思うところとは少々くだらない話なので別の機会に話すことにする)トランペットを洗うことにした。
このたび洗われることになったトランペットは、オレ(今回はオレで書かせていただく)が小学校6年のときに小遣いを溜めてやっとの思いで買ったという相当の年代モノである。
ずっと実家に置いてあったのだが、今から5年ぐらい前に仕事で「コミカルなラッパの生音」という音源が必要になって(確か「ニッポンをほめよう」キャンペーンのジングルだったと思う)実家からトランペットを持ち帰り録音した。
用が済んだトランペットは送り返すのも面倒なので手元に置いておいたのだが、どうもケースが古臭くてカッコ悪いので捨ててしまい、ラッパだけをオブジェとして飾っておくことにした。
しかしラッパをケースに入れず空気にさらしておくと、みるみる汚くなるものである。そしてさらしっぱなしで5年が過ぎた現在、オレのトランペットはものすごく汚ったないラッパに生まれ変わった。
このたびはこのものすごく汚ったないトランペットを、思うところあって(思うところとは・・・以下略)新品同様のピカピカに再び生まれ変わらせるまでをリポートすることにする。
ラッパマニアと洗浄マニア必見の感動のドキュメントである!


これが洗う前の汚ったねートランペットである。上の写真と比較していただきたい。この広がってる部分は朝顔と呼ばれる。


こちらがトランペットのピストン部分。金管楽器の中でもピストン楽器と呼ばれるものは、ピストンを押すことで管を流れる空気の量を変え、音程を変えるしくみになっている。


これがマウスピース、ここに唇を押し付けて唇の振動をラッパで拡声するのだ。



まずはトランペットの解体である。メインのスライドと1・2・3番のスライドを抜いたところ。



次にピストンをはずす。ピストンのシリンダー部分は錆びにくい金属を使ってあるので、比較的きれいだ。


いよいよトランペットを洗うのである。ラッパ本体とスライドを水に沈める。



トランペットを完全に沈めたら、中性洗剤を加え、汚れが浮いてくるのを待つ。

*実はこの後、ラッパの中と外をゴシゴシ洗うという肝心なシーンがあるのだが、両手が泡だらけでふさがっているためカメラに触れられず撮影できなかった。



よく洗ってすすぎ終えたトランペットを乾かす。浴室乾燥機の下にぶら下げて乾かしたのですぐに乾いた。



スライドなどの小物類も同様によく乾かす。この時点でもうマウスピースは輝きだしている。



乾いたら次は磨きに入る。オレのトランペットは銀色なのでシルバーポリッシュという磨き剤を使う。


磨きを開始、ちょうどこのとき撮影協力者が現れたので、両手が塞がっても撮影することができた。



せっかく撮ってもらったんで磨いてるところをもう1枚。ひたすら根気よく磨きつづけるのがポイントである。



ピストンにバルブオイルを塗る。ピストンの動きをスムーズにさせるためである。



スライドにスライドグリスを塗る。あまり安々と抜けてしまっても困るので粘度の高いグリスを使用する。



部品を組み立てて完成である。

それにしてもこのいきなりのトランペット復活劇は、クレヨン社の作品作りとは関係なさそうにも見えるが、次回アルバムから生楽器を増やしていきたいというクレヨン社の方針から、ひょっとして次の作品に生トランペットが必要になることがあるかもしれない。
そのときのためにも、オレはこれからこのトランペットを毎日30分間吹く予定(あくまでも)である。
試しに吹いてみたところ高い音はFまでしか出ず、音もかすれかすれでリハビリには時間がかかりそうであるが、半年後には「トランペット吹きの休日」を軽やかに吹きまくり、1年後には「必殺仕事人」と「仁義無き戦い」のテーマをバッチリ決める予定(あくまでも)である。
ちなみにきのうは「巨人の星」をやっとの思いで完奏した。



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